翠波鉄道管理局 四国のDF50 1980's その1

DF50 1(四カマ)準鉄道記念物指定
※所属は1980-10時点

1957.03.22 新三菱重工製造
1983.10.12 廃車
1987.03.06 車籍復活 準鉄道記念物指定

現存する唯一のDF50で、最期まで残った試作機1号機です。量産機とは運転台周辺や屋根上など細部が異なっています。
 四国での在籍期間が長かったため、前面補強など四国独自の改造工事が施工されています。この前面補強工事は1971年度に施行されたようです。
1981-05 新居浜

DF50 12(四カマ)

1958.02.19 新三菱重工製造
1981.03.10 廃車

量産型最若番号機12号です。1号機と比べると、運転台上部のRが大きくなり、前照灯まわりの印象が異なっています。新造当初のオリジナルスタイルと比べ、尾灯上部の操車掛用手すりの延長、貫通扉の交換(木製から鋼製へ)が行われています。
  12号機も前面補強など四国独自の改造工事が施工されています。連結器の解放テコが延長されていたり、スカート下に四国型スノープラウのアタッチメントが取り付けられているのが主な特徴です。
1980-11 関川

DF50 17(四コチ)

1958.03.29 新三菱重工製造
1981.04.20 廃車

量産車ではいちばんの変形機が、四コチ所属の17号機でした。前面補強が2エンド側にしか施工されておらず、前後でスタイルが異なっていました。
 残念ながら同機を撮影するチャンスに恵まれなかったため、写真をお見せすることができません。

DF50 18(四コチ)

1958.04.22 新三菱重工製造
1984.01.26 廃車

1966年に四国で御召列車を牽引したことのある18号機で、上の12号機とほぼ同一形態です。
 廃車後、大阪弁天町の交通科学館(現:交通科学博物館)にDD54 33と共に静態保存されています。
1982-10 高知機関区

DF50 19(四カマ)

1958.05.20 新三菱重工製造
1981.03.10 廃車

操車掛用手すりの短い19号機です。前面補強施工機で、この手すりが短い車両は少数派でした。また〜28は運転台側窓の水切りにカバー(溢れ止め)がありません。
 重連運用に備えて、2エンド側には総括制御用ジャンパ線とこれを納めるソケット(栓)が常備されるのが四国のDF50の特徴ですが、この19号機は1エンド側にも栓受の台座がある変形機でした。
1979-12 新居浜

DF50 20(四カマ)

1958.05.28 新三菱重工製造
1981.10.26 廃車

18号機と共に1966年に御召列車を牽引したことのある20号機です。前面補強等18号機とほぼ同一形態です。
 スカートには四国型スノープラウが取り付けられています。DF50標準のスノープラウが操車掛用ステップを外さないと取り付けられなかったのに対し、この四国型スノープラウは全幅が狭く、そのまま取り付けることができました。
写真提供:「ねこ」さま

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