翠波鉄道管理局 テーマ特集:「キハ57(その1)」

1800両を越えるキハ58系急行型気動車一族の中で、信越本線横川-軽井沢間に存在したアプト区間を通過するために台車を空気ばね式のDT31とした派生型がキハ57です。本家キハ58よりも早く登場したため、初期型には先行試作的な仕様が見られました。アプト方式廃止後は各地に転属し、四国にはキハ57 9、11、13、15、16、17、19、20、22の9両が転属し、一部はJR発足後まで活躍しました。空気ばね装備のためキハ58よりも乗り心地が良く、車体との相性かキハ65よりも乗務員にも評判が良かったと聞きました。

キハ57 9

四国所属のキハ57中で最若番だった57 9。
浩宮殿下がご乗用(2両目のキハ28-5000)の急行「いよ」の先頭を務めます。

1981/5 伊予西条

キハ57 11

急行「うわじま」のしんがりを務める57 11。ディスクブレーキのディスクが光っているのがお分かりでしょうか。

1980/5 新居浜

キハ57 13

再掲ですがタブレット授受しながら吾桑を通過する57 13。上の9、11と共に前灯と換気口が標準よりも内側に寄っているのが特徴でした。

1982/8

キハ57 15

JR移行を前に引退し多度津構内に留置された姿。現役当時は撮る機会がありませんでした、

1987/1 多度津

キハ57 15(右)

上と同じく廃車留置中。左もキハ57で、現役当時はついぞ見たことのなかった57同士の顔合わせ。よく見ると側引戸のタブレット防護柵が、縦桟の本数が異なっています。

1987/1 多度津

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