翠波鉄道管理局 テーマ特集:「丸亀〜坂出間の単線区間その1」

予讃本線と土讃本線の列車が輻輳する高松〜多度津間ですが、瀬戸大橋開通までは丸亀〜坂出間が最後まで単線で残っていました。現在は複線高架となったこの区間ですが、今回はその中から丸亀〜宇多津間をご紹介します。なお地平時代の丸亀駅についてはこちらをご覧ください。

丸亀駅を発車するDE10牽引上り客車列車。警手のいる踏切もありました。
ここから数百mの区間は、線路の左右に家並みが迫り、家々の裏をすり抜けるように走ります。

1984/12

線路沿いにある大きなお寺。錆色の鉄粉にまみれた土塀が続き、うっそうとした林の奥には墓場がありました。

1985/12

駐車場の裏口を開けるとすぐに線路が。古びたお寺の屋根すれすれに、DE10が走り抜けます。

1985/12

ごちゃごちゃした家並みを抜けると、この区間のハイライトである土器川橋梁です。通過するのはDE10牽引の50系客車列車。
撮影位置にはこの後すぐに新しい高架橋が建ちました。

1985/12

土器川を渡った高松寄りには小さな入り江がありました。ちょうど引き潮で半分泥に埋まった廃船が寂しさを誘う雰囲気です。

1987/7

上と同じ築堤を走るキハ47系の普通列車。向こうには新しい宇多津駅へと続く高架線が建設中です。
ちなみにこの築堤は現在でも残っているようです。

1987/7

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