翠波鉄道管理局 テーマ特集:「元ヒゲ車」

キハ58系引退イベントで復刻された「ヒゲ付」キハ58とは、踏切事故対策として特殊警報装置を搭載した車両に施された識別塗装でした。この塗装は1974年頃までに警報装置の撤去と共に通常塗装に戻され、他の車両と区別が付かなくなってしまいました。

今回はそのヒゲを施された車両の、その後の姿をご紹介します。
なお「ヒゲ付」となったのは196〜199,252,254,303〜305,575〜577の計12両でした。

キハ58 196

白地HM時代の急行「うわじま」。

1977/08 川之江-伊予三島

キハ58 198

Sカーブをくねる急行「あしずり」。

1984/08 祖谷口-阿波川口

キハ58 199(左)

パノラミックウィンドゥの最終生産型58 1135(右)と並ぶと、スタイルの相違がよく分かります。

1982/08 高松

キハ58 254(左)

イベント列車「青い国四国一周号」に充当中、特急「しおかぜ」を待避中の姿です。

1983/07 伊予寒川

キハ58 305(右端)

正月の臨時急行「やくし」に充当された「旅立ち」塗装の姿です。

1991/01 板野

キハ58 576(左)

急行土佐の先頭に立つ姿ですが、塗り替えられたばかりのJR四国塗装がまだ馴染んでいないような雰囲気です。

1990/12 三縄

キハ58 577(右端)

1985年に団臨仕様の特別塗装になった577号。
簡易冷房に特殊警報、そしてこの塗装と、四国在籍中に形態変遷が一番激しかった車両です。

1987/08 丸亀−宇多津

 

おまけ

 

キハ58系引退イベントで「ヒゲ付」となったキハ58 293(左)は、国鉄末期の1985年に山形から転入した車両で、冷房改造車ながら総括ジャンパ栓受けがオリジナルのままで、赤く塗られた貫通ホロと共に異彩を放っていました。

1985/10 新居浜

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