翠波鉄道管理局 テーマ特集:「宇高連絡船3」

今回は公開日がちょうど宇高連絡船終航日から20年目。
シリーズ最後は航送設備についてご紹介いたしましょう。

ネガのキズが目立ちますが、連絡船上から見た高松桟橋です。
主に向かって左側の第1桟橋が使用されることが多かったようですが、第2桟橋に着岸すると長い長い連絡橋を歩かされる羽目になったものでした。

画面右手にはタグボートも見えますが、伊予丸型時代の宇高航路では出番は少なかったようです。

高松第2桟橋の可動橋。

干満の潮位差が大きい宇高航路では2連式の可動橋が使われていましたが、写真でも可動橋を上下させる門型構造物が二つ見えます。

可動橋では三枝分岐器で3線に分かれて船内のレールと接続されます。

貨車を迎えに来たDE10が見えますが、可動橋の荷重制限のため控車「ヒ」が4両連結されています。

可動橋と連絡船の接続部分。

手前の淡緑色部分が車両甲板の先端で、そこに可動橋が覆い被さるように下ろされます。最後に跳ね上げられた先端レールを下ろして接続完了となります。

グリーン船室の窓からは、こういう光景が間近に眺められました。

高松桟橋の可動橋側から連絡船伊予丸を見たところです。

連絡船の車両積込口には波浪防止のゲートがあり、積卸しに際しては上げられています。

讃岐丸車両甲板の内部を、中央付近から船尾方向を見たところです。
既に定期運行から外れていたため、車両甲板は使われていないため荷物が置かれていたりします。

甲板には3本の線路が敷かれており、積み込まれた車両は端部の連結器で固定されます。
線間から立ち上がっている2本のダクトはディーゼル主機の排気管です。

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