翠波鉄道管理局 テーマ特集:「多度津工場・1986/10」

DF50引退から3年、国鉄民営化を目前に控えた1986年の鉄道記念日は、DF50ファンにとって忘れ得ない年となりました。
多度津工場に大切に保管されていたDF50 1号機がなんと自走可能に復元されたのです。

この年には新型特急用気動車キハ185系の登場もあり、多度津工場の公開イベントは盛り沢山の内容となりました。

DF50 1号機復活のテープカット。

まるで全検あがりのような美しい姿を披露してくれました。

構内運転を行う1号機。

両エンドの運転席に見学者を乗せて、構内をゆっくりと往復運転していました。
単機のため走行中もアイドリングのようなエンジン音しか聞けなかったのは残念ですが致し方ありません。

部品即売のため解体されるDE10 2号機。

希望者が自由に購入部位を指定でき、その場でガス切断してくれるという豪快な「解体ショー」。
SG側フードカバーを丸ごと購入した方がいらっしゃったのにはビックリしました。

建屋内ではキハ185系を展示中。

奥のキハ185はジャッキアップされており、ピットから床下機器を見上げることもできました。

こちらはキロに改造中のキハ180-23。

モノクラス編成用に車掌室を設置したキハ車をグリーン車に改造する工事が行われており、竣工後はキロ180-200番台になりました。

多度津工場と多度津駅の間では、キハ185×2連を使用した試乗列車が運転されました。

ちなみにこの日、廃止を目前に控えた坂出港線(貨物線)でも185系を使用した臨時列車が運行されましたが、撮影できなかったのが心残りです。

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