翠波鉄道管理局 テーマ特集:宇多津界隈・1985年暮れ

 予讃本線の宇多津駅は、瀬戸大橋開通に伴い大きく変貌を遂げました。駅は2面線の近代的な高架駅として生まれ変わり、塩田跡には大規模なデルタ線が建設されました。

 今回ご紹介するのは、本四備讃線(瀬戸大橋線)の建設が本格化していた1985年暮れに撮影した、宇多津(旧)駅とその周辺の様子です。

ひっそりとしたたたずまいの宇多津駅舎。駅前には丸形郵便ポスト、公衆電話ボックスと共に、駅舎よりも大きな樹が枝を広げています。

蒸機時代の末期に建設あれたのであろう、近代的なコンクリート製給水塔が見えます。

1985-12撮影(以下同)

宇多津駅を発車し大束川橋梁を渡る、DE10牽引の上り50系客車列車。
普段は単機牽引列車ですが、年末の「ミカン臨」返却回送のため、重連となりました。

宇多津駅の裏手に広がる広大な更地は、かつての流下式塩田跡。
本四備讃線の高架構造物が建設の真っ最中です。

宇多津駅の西方、琴参電軌の廃線跡から予讃本線を見下ろします。
キハ58系5連の急行「いよ」は駆け抜けてゆきます。

遙か彼方には、南・北備讃瀬戸大橋の主塔が見えます。

宇多津−丸亀間の土器川橋梁を渡るキハ20×2連の普通列車。

この橋梁も、本四備讃線の開通に併せて架け替えられました。

 

お ま け

 

琴参廃線跡から撮影していると、時刻表にはない列車が。
慌てて撮ったので、タイミングも何もあったもんではありませんが…。

キハ181-キロ180-キハ28という「珍ドコ」編成は、多度津出場車の高松への回送列車です。

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