HTML>
JR四国専属の軌道試験車として今も健在な「マヤ34 2006」。10系軽量客車の流れをくむ軽快な車体に、重厚な3台車を履いたアンバランスな外観が特徴です。 今回ご紹介するのは、そのマヤ34 2006の国鉄時代、およそ20年前の姿です。1984年夏に予讃本線の貨物列車174レに組み込まれて検測走行した際の撮影です。国鉄時代には四国島内には専属の軌道試験車は配属されておらず、他局から借り入れて運行されていました。このため、マヤ34の初期型に属するこの2006号だけではなく、後期型の2012号なども見かけたことがありました。 |
|
キハ20の普通列車と交換する貨174レ 高速軌道試験車マヤ34が、最後尾の車掌車前位に連結されています。 1984-8 浅海(以下同) |
|
現在と比べると、全検上がりのような綺麗な車体です。妻面には「57-11高砂工」の検査表記がありましたが、その高砂工場も廃止されて今はありません。 |
|
端部台車のクローズアップです。 一見きれいな車体にも、よく見ればペンキをタッチアップした痕が点々とみられます。 |
|
中間台車のクローズアップです。端部台車と比べると、枕梁部分の形状が異なっています。 「連結注意」の注意書きが、行き先サボになっているのがユニークです。 |
|
跨線橋から見下ろしたマヤ34の屋根。 AU12型ユニットクーラが3基並んでいますが、四国在籍車両では見ることのできないタイプでした。 側方監視のための出窓が両サイドにありますが、その出っ張り具合がよくわかります。 |