翠波鉄道管理局 テーマ特集:キハ181系の車内

 前回ではキハ181系の外観をご覧いただきましたが、今回は内観写真です。キハ181系もご他聞に漏れず、こだま型以来の国鉄標準型を踏襲し、先輩格のキハ80系に酷似したインテリアでした。
 JR発足以降は、キハ車のいささか見劣りする回転クロスシートはキハ185系に似たブラウン系モケットのフルリクライニングシートに一新されました。

 これらの写真は高松や松山駅での発車前に撮ったものですが、残念なことに車番をメモしていなかったため、ナンバーについては不詳である点が悔やまれます。

 

 

グリーン車キロ180-100の車内。R-51系と呼ばれる在来線グリーン車標準のフットレスト付リクライニングシートが並んでいます。肘掛部分には引出式のテーブルも備えられていました。
 シートモケットはエンジ系のストライプ模様です。貫通ドアが引き戸ではなく開き戸なのにもご注目ください。特急型といえども、気動車は電車とは異なり、グリーン車も横引ではなくロール式のカーテンでした。

 

 

キハ181の車内。普通車はリクライニングしない回転クロスシート、シートモケットは普通車標準の紺色です。
 正面に見える窓のない扉の向こうは機械室(ラジエタ)です。多客時にキハ181が増結されると、この機械室の薄暗く長いトンネルをくぐって隣の車両へ行かねばなりませんでした。

 

 

 

普通車キハ180の車内。デッキとは反対側の眺めた写真で、貫通扉が開け放たれているので2両隣のグリーン車まで見通せます。
  デッキの反対側客席には、非常口が設けられていました。国鉄末期にはこの非常口を閉塞して通常の窓とする改造が行われました。

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