四国で一大勢力を成したキハ20系気動車。その派生型としてDMH17機関を2基搭載した強力型がキハ52です。2台機関搭載のため車体長は急行型並みに21.3mと長く、側扉間の窓が一つ(ボックス座席1つ分)多いのが特徴です。 |
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長距離普通列車に組み込まれたキハ52 33。 キハ20の代走でしょうか、松山発高松行きの普通列車最後尾に連結されたキハ52です。伊予三島あたりではこのクルマは珍しかったと記憶しています。 1980-1 予讃本線 伊予三島 |
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予土線で運行中のキハ52 6。 車体が長いキハ52ですが、それでも床下が機関で一杯でスペースに余裕がなく、水タンクが運転台直後の床上に設置されていました。私見ですが、キハ52いちばんのチャームポイントは、この水タンク設置のために窓がない側のサイドビューではないかと・・・。 1982-10 宇和島 |
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上掲キハ52 6のクローズアップ。 たった2両だけだった「四ウワ」の貴重な標記もご覧の通りです。 1982-10 宇和島 |
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「簡易荷物車」キハ52 604の車内。 1980年に四マツ所属のキハ52 29・31の2両が簡易荷物車に改造され、29>603、31>604にそれぞれ改番されました。 1986-12 松山 |
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もう一両の簡易荷物車キハ52 603の車内。 上写真604とは反対側から撮った写真です。余談ですが、このキハ52をはじめキハ20系の便所のない側(エンド)の運転台は、車掌室側が客室と腰壁とパイプだけで区切られていました。 1982-10 窪川 |