翠波鉄道管理局 郵便荷物気動車その2

普通列車の先頭に立つキユ25。

唯一の全室郵便気動車として四国にのみ在籍したキユ25です。普通列車に連結されることが多く、急行塗色に冷房付きの車体は、一般車両と比べても格差を感じさせました。

1985-05 予讃本線 新居浜−中萩

「いよ」のヘッドマークを掲げたキユ25。

キユ25が引退する直前になって、急行「いよ」に連結されることになりました。白昼堂々とヘッドマークを掲げて走るその姿は、最後の晴れ姿と呼ぶに相応しいものでした。写真のキユは、運転台窓がパノラミックウィンドウとなったキユ25 3または4です。

1985-04 予讃本線 波止浜

急行「土佐」の先頭に立つキユ25。

夜行とはいえ、急行「土佐」に連結されたこともありました。写真のキユは、運転台窓が平面ガラスのキユ25 2です。

1984-01 予讃本線 多度津

稲刈りたけなわの瀬戸内の田園地帯をゆく普通列車。

先頭にキユニ28が連結されています。四国の郵便荷物気動車の最期を飾ったのは、26系郵便荷物気動車の置き換え用として配属されたキニ28、キユニ28でした。キロ28からの改造とはいえ、キハ47並の広幅の新造車体でした。

1985-10 予讃本線 赤星−伊予土居

キニ28が先頭の普通列車。

全室荷物車のキニ28は、四国で最も最後まで見ることのできた荷物気動車となりました。荷物輸送廃止後は、1両が簡易座敷車に改造されました。

1983-08 予讃本線 箕浦−川之江

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