翠波鉄道管理局 急行型気動車その3


阿波池田で顔を合わせたキハ58系「よしの川」と「あしずり」。

「あしずり」は高松運転所所属車、「よしの川」は徳島気動車区所属車による運用です。「よしの川」は徳島でスイッチバックする格好となるため、阿波池田ではご覧のように向きが反対に(貫通ホロの有無にご注目)なってしまうのです。

1984-05 土讃本線 阿波池田


小松島港に停車中のキハ58系「よしの川」。

和歌山行きフェリー乗り場に隣接する小松島港駅は、小松島駅の構内扱いとなる臨時駅でした。ホームの「ちくわ」売りが名物でした。地方交通線の合理化により、1985年3月に小松島港線は廃止されました。

1985-03 小松島線 小松島港(臨)

大坂峠をよじ登るキハ58系「阿波」。

比較的平坦な路線である高徳本線「阿波」「むろと」と徳島本線「よしの川」では、キハ28、58による2連または3連が基本編成でした。

1987-08 高徳本線 阿波大宮−板野

腕木式信号機とキハ58系「むろと」。

1980年代初頭には予讃本線松山以西、土讃本線高知以西、牟岐線等が通票閉塞方式で、腕木式信号機が見られました。

1982-08 牟岐線 南小松島

珍車キハ28-5301。

高徳本線急行列車へのグリーン車連結要請にこたえて登場した珍車キロハ28(キロ28改造)は、グリーン車の格下げにより再度キハ28に改番され、28-5301を名乗りました。車両手前が旧ハ室、奥が旧ロ室です。

1983-12 予讃本線 高松

キハ58系臨時急行「やくし」。

日和佐の厄よけで有名な薬王寺への参拝需要により運転される臨時急行「やくし」は、定期列車「むろと」との併結です。普段は2〜3連の高徳、牟岐線ですが、この期間中は5〜6両の編成が見られました。「やくし」のヘッドマークが1973年以前の旧デザインです。

1987-01 高徳本線 板野

<急行型気動車 その2へ戻る> <急行型気動車 その4へ進む> 

「翠波鉄道管理局」トップに戻る

inserted by FC2 system